お城や神社を訪れる

京都最強のパワースポット!「下鴨神社」と「糺の森」の見どころと歴史

数ある京都の神社のなかでも、パワースポットとして有名な〝下鴨神社〟。

ガイドブックや観光マップによく掲載されていますから、「知っている!」という方も多いのではないでしょうか。

正式な名称は〝賀茂御祖神社〟(かもおみやじんじゃ)といいますが、鴨川の下流にあることから下鴨神社とよばれていて、参詣道である〝糺の森〟を含めた一体が世界文化遺産に登録されています。

糺の森は広さ3万6千坪にもおよぶ、縄文時代から続く原生林。


(この日はイベントのため、道中や境内に白い球の装飾が施されていました。)

下鴨神社へたどり着くには、この森の中を1kmほど歩かなくてはなりません。

少し遠いかも..と思う方がいるかもしれませんが、豊かな自然が体を癒してくれるおかげか、ちっとも苦にならないから不思議です。

雄々しい木々の様子や川のせせらぎは、心身の穢れを祓ってくれるかのよう。

まるで木霊に出会えそうな糺の森を抜ければ、いよいよ下鴨神社がみえてきます。

鳥居をくぐって、まず目に留まるのが、朱色の楼門。

威風堂々とした風格で、下鴨神社の格式高さを感じますね。
国の重要指定文化財にも指定されていますから、本殿と同じくらいじっくり鑑賞していただきたいところ。

境内には舞楽を行なうための舞台である〝舞殿〟や下賀茂神社の末社である〝御手洗社〟(みたらししゃ)を拝観することができます。


(舞殿)


(御手洗社)

ちなみに御手洗社の前にある池は、みたらし団子発祥の地なのだとか。
湧き出る水泡をかたどって出来上がったのが由来だとされています。

舞殿の奥にみえるのが、中門と本殿。

中門を入ると7つの社があり、干支ごとに参拝できるようになっています。(本殿は普段公開されておらず撮影も禁止であるため残念ながら写真がありません…)

自分の干支を見つけて祈願するのが習わしになっていて、特にお正月は混雑するのだそう。

歴史的な価値や古くからの習慣が、下鴨神社が愛されてきた理由といえそうですね。

加えて、実は近年〝良縁〟のご利益にも注目が集まっています。

というのも下鴨神社楼門前には、縁結びの神様を祀る〝相生の社〟(あいおいのやしろ)があるからです。

小さくて可愛い神社ですよね。

その隣に生えるご神木〝連理の賢木〟(れんりのさかき)は、2本の木が途中から1本になっていて、まさに〝良縁〟を体現しているかのよう!

年をとって枯れてしまっても、糺の森のどこかに新たな結びの木が見つかるそうで、京都の七不思議のひとつに数えられています。

こうした来歴を知っていれば、より深く下鴨神社を楽しめそうですね♪

ぜひ自然の中にたたずむ下鴨神社に参拝し、癒しや縁結びのパワーを体感してみてください!

下鴨神社の情報

道案内 市バス「下鴨神社前」下車/京阪「出町柳駅」から徒歩12分
住所 京都市左京区下鴨泉川町59
電話 075-781-0010
拝観時間 6:30~17:00
定休日 なし
お店のHP https://www.shimogamo-jinja.or.jp/