京都の市街地から少し離れた場所にある一乗寺。
多くの社寺仏閣を誇る京都のなかでも、アート文化が色濃く残るエリアです。
そんな一乗寺で、最も人気なカフェのひとつが、「アカツキコーヒー」。
アカツキコーヒーは2012年10月にバリスタである中島優さんとその奥様がスタートしたカフェで、エスプレッソと焼き菓子に定評があります。
コーヒーなんて、どこで飲んでも同じでは?と思うかもしれませんが…
実はアカツキコーヒーはメニューによって、豆を挽くグラインダーを変えているという、こだわり派!
グラインダーとは豆を挽く機械のこと。
ほぼ同じ意味合いにコーヒーミルという言葉がありますが、グラインダーは主にミルよりも極細挽きが可能なタイプに用いられる用語です。
アカツキコーヒーではエスプレッソ用の豆にはコニカル刃がついたグラインダー、カプチーノ用にはフラット刃がついたグラインダーと、それぞれ使い分けています。
店主いわく、「コニカル刃は低速回転で摩擦熱が小さく、風味を損ないにくい。純粋に豆の味わいを楽しむのに向いている。フラット刃は高速回転で均一に極細挽きができるため、ラテやカプチーノに最適。」なのだそう。
一杯のコーヒーを最高の仕上がりにするために、道具や淹れ方まで入念に調整している!というわけですね。
こうしたこだわりはお店の外観やインテリアにも。
アカツキコーヒーのテーマカラーは水色。
『夜明け前の静寂のなかで、白みはじめる空の色』として、扉や壁を塗りあげています。
開放感がある大きな窓とオリーブの木が、ヨーロッパのカフェのようで、キュートな印象がありますね。
店内に入ると、まず目に入るのは、水色に塗られた壁。
コンクリートの内壁に直接色を施しているようで、無骨さもあり、スタイリッシュな雰囲気です。
床はヒノキ材を使用したヘリンボーン施工。
驚くことに、器具や調度品に予算を費やすために、床の木材の半分は自分たちで貼り付けたのだそう!
ヒノキは耐久性があり、水に強く、調湿効果や芳香に優れている素材です。
掃除がしやすく、長持ちするという使い勝手の良さと、リラックスできる空間を演出するのに適しています。
まさにカフェの床としてぴったりですよね!
快適さを有する店内で、この日にオーダーしたのは大好きなカフェラテ。
ホットラテでもグラスに注がれているのが、なんとも粋な計らいですよね!
「おしゃれでおいしいカフェなら、混雑がつきもの。騒がしくないかな?」と訪れる前は心配していましたが、それは杞憂。
意外にもほとんどのお客様は、女性のおひとりさまだったのです。
書き物をしたり、読書をしたり、思い思いに過ごされています。
(ただしPCや喫煙はNG!wifiもありません)
過度な接客もないので、 居心地がよいのも好感度高♡
店内は広々しているので、旅行中の大きな荷物でも気兼ねする必要はなさそうでした。
残念ながら日曜日は定休日。
週末旅行でいらっしゃるなら、土曜日の来店、できれば混みあいにくい午前中がおすすめです♪
アカツキコーヒー お店情報
道案内 | 叡山電鉄 茶山駅から徒歩5分 |
住所 | 京都府京都市左京区一乗寺赤ノ宮町15-1 |
電話 | 075-702-5399 |
営業時間 | 075-702-5399 |
定休日 | 日曜・第2水曜 |
お店のHP | http://akatsukicoffee.com/ |