さかのぼること
約２ヵ月前…
８月26日。
１本のメールが入ったのです。
「●●様からゲストハウスとろとろに10月26日にご予約が入りました。」
とのこと。
「よ、よやくーーーーーーーーーーーーーーーーー！なんでーーーー！」
と驚いたのはそう、
予約フォームがまだ完成していなくて、仮のサンプルページの状態だったからなんです。
写真だって、無料素材のイメージ画を載せてただけやし、なんの魅力もまだないはず…
その予約フォームのURLをどこにも載せていなくって、
可能性があるとすれば「ゲストハウスとろとろ 予約」とわざわざ検索をしてくださった人にその仮サンプルのURLがたまたま出現した。
というくらい？？
そんな可能性あるの！？
でもでも、
驚きと同時にもちろん、嬉しさが…！！！！！！！！！！！！
「あーりーがーたーいー♪」
ということでそっこう家族にメールし、自慢しましたよ～。
さてさて
予約が入ったということは、なにがなんでもその日までにオープンをしないといけない！
ということです。
今までなんとなく「この日くらいにオープンできたらいいかな～」
って考えていたのが急に現実的に目の前に。。
その日から、【10月26日】というのがわたしの中で一つの目標となったのです＊
工事の終盤でまさかの通達！
保健所に申請して営業許可を取るまでの流れなんですが、
順調にきていたと思ったらなんと、工事が完了してからもさらに１・２ヵ月待たないといけない
ことが判明！
さすがに今回はわたしのミスではなかったのですが、
大阪の簡易宿泊所がめっちゃ増えている＆民泊業者も増えているとかで、順番待ちの人がかなり増えているようで…
保健所の検査をパスできても、建築指導部の検査の予約にすっごく時間がかかるようなのです。保健所の人にそういわれ、もう目が点ですよ…
「１・２ヵ月って言ったらもう年末ですやん～～！」
ということで、保健所の帰りしなに、建築指導部のいつも担当してくれていたお兄さんに泣く泣く電話を…
何度か顔を合わせて相談に乗ってもらっていた人だったので、
「なんとか早急に手配とってみます！」と言ってくれたのです。>_<
とはいえどちらにしても…
10月26日の初めてのお客様には間に合わない…。
お客様に２択から選択してもらいました。
そんなハプニングが起きてしまって、すぐにお客様に連絡を入れました。
①営業許可の取得が間に合わず…お代をいただくことができませんが
良ければfreeで宿泊しにいらしてください～
②今回は責任をもって、同エリアの素敵なゲストハウスを紹介させていただきます。
という２つの選択肢から選んで頂きました。
ゲストハウスを好まれる方は、コミュニケーションが好きな方も多いので、営業前の貸し切りゲストハウスはさすがに嫌よな～…
と思っていたら。。
「泊まらせてください。がんばってください！」と温かいお言葉をくださったのです(´；ω；`)ｳｯ… ほんと、ありがたいです…
その言葉をまた励みに… ラストスパートに取り組む！
そして工事が完了したのが10月13日。ギリギリです。
しかも、大工さんのパートはその日で無事完了したものの、わたしのパート(壁・天井のペンキ塗りや木の塗装など)がまだ残っている！！！
親友たちを呼び出し夜な夜な一緒にぬりぬりしてもらい…それから１週間後の10月19日に、わたしのパートも無事完成しました…＊
そして備品や食器やインテリアなどの搬入も終え、10月20日に、お世話になった人たちと打ち上げpartyを開催することができました…＊
(そのパーティーの様子はこの記事で書いています♪)
その日から１週間後！10月26日まであと少し…！
打ち上げpartyを終え、そこから1週間の間で、
○保健所の立ち合い検査
○消防の立ち合い検査
○建築指導部の検査 なども順調に無事に終え、
残っている備品などの搬入も完了。
そして自分で宿泊してみて不備はないかなど確認…
さてさて～ようやく宿に仕上がってきました。
準備万端です！！！(^o^)
当日まさかのハプニング？
当日は、お客様が21時のチェックインだったので、夕方まで前職の仕事を少しこなし、夕方からは余裕ぶって空堀商店街のいつもお世話になっているminkaさんでカラーしてもらってリラックスしちゃって～～ 笑
ふふふ～んってゲストの到着を待機していたら。
事件が起きたんです！！
20時頃、シャワーのチェックしようとしたら、お湯がまったくでない。
洗面台も台所も、とにかくすべてのお湯が出ないのです。
なんでーーー！ もう一人パニック状態。
給湯器の説明書ひっぱりだしてきて色々試してみるもののうんともすんとも言わん…
心臓バックバク
独り言も増える！
「やばいやん」「あかんやんー」「なんでやねーん！！！！！！」
20分ほど一人で奮闘してようやくアツシさんに連絡がつながった。
あつしさんヘルプー！！！！！！！！！！！！
っであつしさんの言う通りにあーしてこーして。
ようやく無事、解決したのでした…。
原因はというと、
実はその前日、シンク周りの整理をしていたときに一回水道の元栓を閉めたんです。
そして再度開けたのが１日たってからだったので、給湯器のポンプに空気が入ってしまっていてうまく稼働していなかったようで…
解決方法も簡単だったので
ドタバタ一人でてんやわんやしていてバカみたいでした。笑
あやうく、近くのゲストハウスに
「２名のベッドあまっていますか？」と連絡するところでした…
(せっかくの初ゲストなのに…！)
ご到着の30分ほど前に解決し、ホッと。。
お待ちかね…初のゲストさんが到着＊
そんな事件を乗り越え外を見ると、商店街はいつの間にか真っ暗に。
そして、そんな暗くなった商店街に美男美女のカップルがたっているではないですか…
そのお二人が「こんばんわ～」と入ってきてくださいました＊
なんと＊初ゲストは同じ年の新婚さんでした～＊
スムーズに受付なども終わり、お部屋に案内。
そして、少し話がはずんだところで、気になることを聞いてみたんです＊
「どのようにして当店を知ってもらったのですか～？」と…。
すると、
「僕たちは今は愛知に住んでるんですが、実は実家が空堀商店街にあって。今回、姉の結婚式のために帰省するので、母がこちらを勧めてくれました」とのことでした＊
なるほど～だから名前でわざわざ検索してくださったんですね～
そして予約を入れてくださってから当日までの2ヶ月間、実家に帰省されるたびに、とろとろが工事している最中になんどか通られたそうで。
自分が予約しているゲストハウスがちゃんと完成するか、見守っててくださっていたんですって😊
「でもすいません…本当に完成するのかわからなかったので、実は近くのホテルも予約していたんです… そっちをキャンセルして来ました。」って～！(*_*)笑
も～～～ なんて暖かい話なんや…
翌朝も一緒に朝ごはんを食べて、わたしのほうがたっぷり癒されました…。
色々心配なことがあり、課題もまだまだいっぱい残ってますが、なんとか喜んでいただけたようで…安心しました。
(寝ぐせがチャーミングな旦那様と笑顔が可愛すぎるお嫁さん～＊)
たかひろさん・アヤナちゃん、本当にありがとうございました＊またゆっくりいらしてくださいね～ 次は上のお部屋もぜひ…🍂
さて、ゲストハウスとろとろはお蔭様で好調にスタートしました♡
これから頑張るよ～～～～～～
