京都編

工場直結!?でき立てが楽しめる京都の老舗和菓子屋【祇園饅頭】の魅力

sachino

趣味のカフェめぐりや散策を通じて、生まれ育った京都の魅力をお伝えします♡

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歌舞伎の公演が行われる京都の〝南座〟。
その西側に店を構える【祇園饅頭】は、文政二年(1819年)に創業した、老舗の和菓子屋さんです。古くは「鶴遊堂」という屋号で商売をされていましたが、訪れる客から「祇園の饅頭屋さん」と呼ばれるようになり、現在の【祇園饅頭】に改名されたといわれています。

今回はそんな【祇園饅頭】の和菓子を作っている工場兼販売所に足を運んでみました♪

祇園饅頭の工場兼販売所があるのは、京都・東山エリア。
市営地下鉄・東山駅から徒歩5分の好立地に店を構えています。

古き良き時代を感じる建物の前には、いくつかの和菓子が並んでいて、入用のものを伝えると、お店の方が包んでくれる、昔ながらの販売スタイル。
以前は製造のみをしていたそうですが、市営地下鉄の開通に伴い、客足が増え、販売してほしいという声が高まったため、製造と販売を兼ねるようになったのだとか。

祇園饅頭の定番商品「しんこ」とは?米粉ならではの、もっちり食感

祇園饅頭の定番商品は、〝しんこ〟とよばれる、米粉を練って出来上がる和菓子。
しんことは上新粉を水でこね、蒸してから臼などでつき、弾力をだしたもののこと。
食感はモチモチとしていて、〝ういろう〟と似ていますが、上生菓子としてやや高級感がある〝ういろう〟と比べると、しんこはもっと庶民的なもの。
門前菓子*や祭の縁日でも口にする、とても親しみやすい和菓子なんです!
(*門前菓子とは…社寺のそばに店を構えて参拝者が買い求めることができる菓子のこと。)

また今の時期ですと、栗を使った商品も人気♪
なかでも丹波産の栗をひとつひとつ丁寧にむき、せいろで蒸しあげたお赤飯はふっくらした口当たりで、毎年楽しみにされてる方が多いのだとか!
自家製のごま塩がよいアクセントとなり、秋のおいしさを堪能できます♡

店奥では職人さんが作業されている様子を、遠目ながらに拝見できるのもうれしいポイント!

おはぎや餅類といった生菓子が多く、賞味期限が短いため、お土産には不向きかもしれません。ですが、出来立ての和菓子を食べることができるのは、訪れたからこそ!の特権♡
1つ150円から200円ほどですから、日帰りの方でしたら手土産にしやすいともいえそうです。

昔から愛されてきた京都の和菓子を楽しむなら、【祇園饅頭】はとってもおすすめのお店です!

祇園饅頭(工場兼販売所)のお店情報

道案内 地下鉄「東山」より徒歩5分
住所 京都府京都市東山区三条通白川橋西入大井手町103
電話 075-771-1353
営業時間 10:30頃〜19:00頃
定休日 不定休