店主の独り言(日記みたいな)

大事なことに気が付いた

こんにちは。コロナの影響があらよあらよと大きくなり、海外ではロックダウンした都市も多く、日本各地でも外出自粛辞令がでています。

3月・4月の予約は、海外からはとうとうゼロになりました。全部キャンセル。
国内のお客様からポロポロとご予約をいただき本当にうれしい気持ちでいっぱいです。

2月からこの1ヵ月。わたしの仕事はほとんど食堂のほうがメインになりました。
毎日、朝にきてごはんを仕込む。おやつを仕込む。チャイを仕込む。

常連さんたちと何気ない会話をする。

毎日、安定した気持ちで食堂をいとなんでいました。
むしろ、ごはんづくりもお菓子作りも、もっともっとうまくなりたい!
と、いろんなレシピ本を隙間時間に読み込んだり。気持ちはどちらかと前向きだったんです。

やのに。

なんかな~ぽっかり穴が開いた感じ…
ん~なんか物足りない。

(こんなこと言ったら食堂のお客さんに失礼ですが…)

そんな中、先日、中学時代の友達がお友達と一緒に泊まりに来てくれました。世界一周を経験した友達ですが、その旅先で出会った貴重な仲間と一緒に。久しぶりの宿泊のお客様でした。

1泊2日一緒に過ごして、めちゃくちゃ短い間でしたが一緒に過ごして、最後、チェックアウトをした後にみんなが居た部屋をクリーニングしていた時、なんかポワポワ暖かい気持ちがこみ上げてきました。

これこれこれ。この暖かくなる感じがこの1ヵ月ずっと欠けていた。

あ、やっぱり、わたし宿業が好きなんやな~!と改めて気づきました。

宿業をしていても大変なこともくじけることもいっぱいあるけど、ゲストがいないとこんなにも楽しくないんやな~って。「ここに泊まりにきてくれる」ということが本当に貴重で大切なことなんやな~と改めて気づかされました。

コロナの件は、どの業界で仕事をしていても、仕事をしていなくても、みんな影響を受けているかと思います。

わたしができることはなにか?それは次に来てくれるゲストのために宿をもっと居心地の良い空間にすること。やることいっぱいあります。いまはじっと耐え、そうしようと決めました。

もちろん食堂の方もこの期間をつかって、いろんなレシピを引き続き勉強したいです!

よろしくお願いします:)