京都編

街中にある京都のお寺「六角堂」♪ 恋愛運アップで良縁ゲットできるかも?

京都の中心地、烏丸御池エリアはオフィス街や繁華街としてにぎやかな街。
「社寺仏閣といった京都らしい観光名所は少ないのかな?」と思いきや、決してそんなことはありません。
本日ご紹介したいのは「六角堂」。
烏丸御池駅から徒歩5分で訪れることができる、歴史あるお寺です。

六角堂は聖徳太子が創建したとされるお寺。
聖徳太子は観音像である念持仏(ねんじぶつ)を片手に四天王寺を建立するため、京都の地へと訪れました。太子は訪れた地でとても美しい池を見つけ、身を清めるために念持仏を木にかけ、沐浴を行うことに。沐浴を終えたのち、念持仏を手に取ろうとすると、なんと念持仏は木から離れず、太子に「この地にとどまって人々を救いたい」と告げたのだとか。
その願いを聞き届けた聖徳太子によって、建てたられたのが「六角堂」です。
正式な名称は頂法寺といいますが、御堂のかたちが〝六角形〟のかたちをしていることから、六角堂という名で京都の人々に親しまれています。

六角堂はけっして広いお寺ではありません。
ですが見どころはたくさん!

まず注目していただきたいのは本堂。
さきほどご紹介したとおり六角形の建物ですが、それは六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)によって生じる六欲を捨て去るという祈りが込められているから。
本堂の形を楽しむためには正面からだけではなく、真上から寺院を臨むのもおすすめ。烏丸通り沿いに面したビルWEST18のエレベーターに乗れば、上から六角堂をながめることができます♪

境内の北東奥にあるのが「太子堂」です。

太子堂では六角堂を創建した聖徳太子を祀っていて、内部には太子が合掌している太子二歳像や戦っている様子を示す騎馬像が安置されています。

さらに注目していただきたいのが、御堂の裏手にある池です。

池の中には石でできた低い囲いがありますが、これは聖徳太子が沐浴を行なった古跡なのだそう。
こうした由来があるだけでも、六角堂は霊験あらたかなお寺な気がしてきますよね。

続いての魅力はへそ石。
六角堂は京都の中心と考えられていることから、体の真ん中であるへそをもじって「へそ石」とよばれています。
六角堂というだけあって、六角形のかたちをしているのが興味深くて、思わず見入っている方もちらほら。

そのほかにも良縁にめぐまれるという伝説をもつ「縁結びの六角柳」や境内を見守るお地蔵様などがあり、厳かというよりチャーミングな雰囲気があるお寺です。


六角堂をゆっくりながめたいという方にぜひ利用していただきたいのがここ。

まさかのスターバックス!
六角堂のすぐとなりで営業しているのです。
店内の奥はすりガラスになっていますから、コーヒーを飲みながらお寺を鑑賞することができます。
歴史ある寺院と現代を代表するカフェとのコラボ…京都でもなかなか珍しい光景です♪

拝観時間はとてもはやくて、朝6時から。
混雑を避けるためにも、早朝の訪問がおすすめです!

六角堂の情報

道案内 京都市営地下鉄「烏丸御池」駅5番出口から徒歩3分
住所 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町
電話 075-221-2686/ 平日9:00〜17:00
営業時間 6:00–17:00(納経時間 8:00–17:00)
定休日 不休
お寺のHP https://www.ikenobo.jp/rokkakudo/