京都編

チーズが有名!ヤギミルクが買える京都郊外【るり渓やぎ農園】

sachino

趣味のカフェめぐりや散策を通じて、生まれ育った京都の魅力をお伝えします♡

当ブログ「とろスポ-tolotolo spot-」はゲストハウスとろとろの店主と3人の仲間たちで運営しています🍃

JR京都駅から亀岡方面に向かう電車で、およそ50分。
たどり着くのは、京都府南丹市に位置し、園部川が流れる〝るり渓〟です。
るり渓は国の名勝に指定され、府立自然公園に選定されている美しい渓谷で、もみじの名所としても知られる行楽地。涼しくなるこの時期には、大阪や京都といった近郊地域からハイキングに訪れる人も少なくありません。

そんなるり渓のふもとで運営を行なっているのが【るり渓やぎ農園】です。
同農園は、ヤギと鶏を飼育しながら、野菜や米を栽培する循環型農園で、主には農産物や乳製品の販売を行なっています。

るり渓やぎ農園がこの地にできたのは2001年のこと。
すべての人が暮らしやすい地域づくりを目指して、「健康の基本は食。安全で安心な食べ物を自分の手で作りたい。」と考える人たちによって、運営されています。

農園の特徴は、ヤギを囲い込みすぎず、自由にのびのびと歩かせていること。
自然に近い状態で育てることで、より健やかなヤギになるのだそう。

もちろん鶏の飼育にもこだわりあり。
広い鶏舎で平飼いを行い、エサには無農薬栽培の野菜くずやホエーを与えています。
ホエーとは、チーズなどを作る際に乳から乳脂肪分などを取り除いたときにできる液体で、近年は高い栄養価があるとして注目されている食品。
元気な鶏を育てるのに役立っている飼料というわけですね。
しかも野菜くずやチーズ作りの副産物を用いて飼育するわけですから、食べ物を無駄にしないサイクルが生まれていて、まさに循環型の農業!
環境に優しい農園なのです。

園内では、丁寧に育てられているヤギや鶏を見学できるほか、イベント時には搾乳やえさやりといった動物との触れ合いを楽しむこともできます。

農園のもうひとつの楽しみは、乳製品やたまごといった、るり渓やぎ農園ならではの商品を購入できること。新鮮なやぎ乳やヨーグルト、採卵されたばかりのたまごが手に入るのは、おいしいものが好きな方にとってはうれしいですよね。

運営者であるヤギ農家の吉田さんによると、ヤギ乳は人の母乳にちかく、子どもが飲むのに適している飲み物なのだとか!
わたしも少し頂いてみましたが、臭みがなく、とてもスッキリした味。
飲みやすいうえ、体に優しいと聞くと、毎日でも飲みたくなってしまいそう!

チーズ類も農園の定番商品。
なかでも「フロマージュ・フレ」というチーズは、JAL国際線ファーストクラス・エグゼクティブクラス機内食や、京都や東京などのフレンチレストランでも使われていて、雑誌に掲載されたことがあるほど!
遠方からも買い求めに来るお客様も多いのだとか。

ただしヤギ乳は繁殖期にしか授乳できないため、冬の時期はヤギ乳やチーズの販売を行なっていないことがあります。
購入を目的に来園されるなら、訪れる前に農園へ確認しておくと、安心ですね。

京都市内からはやや遠い場所にありますが、ちかくには温泉施設や自然公園があるなど、お子様とのお出かけには最適。
動物や自然の営みを通じて、命のことを考える良い学びの場だといえそうです♪

るり渓やぎ農園の情報

住所 京都府南丹市園部町大河内小米阪1-3
電話 0771-65-9010
営業時間 11:00~16:30
定休日 不定休
お店のHP https://www.athomeweb.net/yagi/