京都・左京区の北白川沿いにある「そうげん ブロカント」。
店内に収まりきらないほどあるアイテムは、ヨーロッパの家具や器、日本の古道具など、ヴィンテージや骨董といった言葉がぴったり。
ブロカントとはフランス語で〝骨董品〟を意味します。
似ている言葉にアンティークがありますが、ラテン語の〝古い〟を由来としているアンティークは『製造されて100年以上経過した手芸品・工芸品・美術品』を指すもの。
一方ブロカントとは、『作られてから100年は経っていないものの、長期にわたり愛されてきた製品』に対して用いられる言葉なんですよ。
どちらも『ものを大切にし、長く慈しむ文化』が根付いているヨーロッパの考え方ともいえそうですね。
そんな名称のとおり、そうげんブロカントには愛すべきものがたくさん。
古いものを愛でるには国なんて関係ない!とでもいうように、和洋・年代を問わず、さまざまなアイテムが所狭しと並べられています。
たとえば木製のスツールや棚といった家具。
どれも使い込まれた風合いはありながらも、いい具合に味がでています。
女性ファンが多い北欧の食器やかわいいガラス瓶の取り扱いがあるのも、心弾むポイント。
みているだけで、嬉しくなっちゃいますよね。
さほど広くない店内には、「これはいったいなに?」というようなアイテムも!…
でも使い道を想像するのも、そうげんブロカントを楽しむ秘訣のひとつです。
今回わたしが気になったのは、金属製のS字フック。
とてもマニアックな小物ですが、適度なサビ具合がかっこよくて、思わず何度か手に取っちゃいました。
「かばんをかけるのに使えるかな?」
「玄関の棚にひっかけるのはどうだろう?」
残念ながら購入にまでは至りませんでしたが、ブロカントな商品があるだけで、お部屋の装いはグッと変わる!と確信しました。
そうげんブロカントはほかにも飲食店として「そうげんカフェ」、花屋として「そうげんフローリスト」を展開していて、2016年には京都の繁華街である四条エリアに新店をオープンしました。
そちらは、グリーンを基調とした店内にアンティーク家具やブロカント雑貨が置かれていて、奥にはカフェのスペースがあります。
うれしいことに、コーヒーやお酒を飲みながら、店員さんとの会話を楽しむことができるのだとか!
〝そうげん〟の魅力を余すことなく楽しめる空間のようですね♪
オーナーの小泉さんは古いものの魅力について、このようにお話されています。
「前の持ち主が大事にしていたからこそ、今ここにモノが残っている。持ち主と知り合うことはないけれど、遠い地に住む誰かと同じモノを共有し、大切にできることこそが、古道具の魅力。」
古いものの魅力を再発見するためにも、そうげんブロカントを始め、四条にできた新しい店舗にぜひ訪れてみてくださいね!
わたしも四条店に行くつもりです♡
その様子はまた後日ご報告したいと思います!
sowgen brocante お店情報
道案内 | 叡山電鉄 茶山駅から徒歩10分/市バス リパーク京都造形芸術大学前から徒歩1分 |
住所 | 京都市左京区北白川上終町10-2 |
電話 | 075-724-4045 |
営業時間 | 12:00~19:00 |
定休日 | 不定休 |
お店のHP | http://www.sowgen.com/ |