京都編

三条通りのレトロモダン建築「京都文化博物館・別館ホール」を探訪♡ 

sachino

趣味のカフェめぐりや散策を通じて、生まれ育った京都の魅力をお伝えします♡

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洋品店や飲食店が立ち並ぶ京都の三条通りを歩いていると、ふと目に留まるモダンな建物。

レンガ造りのレトロな外観が、とても印象的ですよね。

明治時代に建てられたこちらの建物は、〝京都文化博物館 別館〟。
普段は無料で内部を見学できるほか、ときには有料イベントとして、展覧会や音楽祭が開催されています。

建築を手がけたのは東京駅や日本銀行を設計した辰野金吾さん。
いわれてみれば、どことなく建物全体の雰囲気が似ていますよね。

京都文化博物館・別館は、素材や構造に趣向が凝らされていることから、高い評価を受ける建築物。
国の重要文化財の指定も受けています。

まずは外観から注目してみましょう。

外観のレンガは「覆輪目地」(ふくりんめじ)という技法が使われていて、通常はへこむレンガの目次がふっくらとかまぼこ型に浮き上がります。
高度な技術で、今の職人さんにはほとんど受け継がれていないのだとか!

一方、内部もいたるところに細やかな装飾が施されています。

明治時代には日本銀行京都支店だった歴史があり、大理石と木がふんだんに使われている内装は重厚感たっぷり。
銀行時代の名残を感じますね。

照明器具や家具は当時を思い起こさせるようなクラシカルな造り。
調度品や内装のこだわりのおかげか、なんだかタイムスリップしたような気分になります!

天井のデザインはどうでしょうか?

板は異なった形や向きで張られていて、控えめに主張しながらも、威厳と美しさが印象的。
しかも天井の一部分には窓が用いられていますから、天気の良い日は自然光のやわらかな光を感じることができます。
天井が高いのも魅力のひとつですね。

壁やドアの装飾も秀逸。
丁寧な細工は現代建物にはないモダンさがあり、建築家のセンスはもちろん、当時の職人さんの技にも驚かされます。

訪れたら、ぜひ利用していただきたいのが、文化博物館内にあるこちらのカフェ。

なんと以前は銀行の金庫だったとのこと!
そんな場所で飲食できるだなんて、貴重な経験になりそうです。

〝京都文化博物館・別館〟を西に5分ほど進めば、〝京都中京郵便局〟がありますが、こちらも明治建築として有名な建物です。
博物館に比べて派手さには欠けますが、堅実さを感じるデザインで魅力的*
建築好きな方は、博物館から足を伸ばして訪れてみるのもいいですね。

京都は寺や町屋といった昔ながらの風景が残る街ですが、その反面、随所にレトロでモダンな建築物もたくさん♪
特に〝京都文化博物館・別館〟は技法やデザインに優れていますから、ぜひ一度見学してみてくださいね!

京都文化博物館・別館の情報

道案内 地下鉄「烏丸御池駅」下車【5】番出口から三条通りを東へ徒歩3分
住所 京都市中京区三条高倉
電話 075-222-0888
開館時間 日・火~土 10:00~19:30(入場は19時まで)
定休日
お店のHP http://www.bunpaku.or.jp/bekkan_outline/